『プリズマ☆イリヤ』オールキャスト総出演のドタバタギャグコメディ…です。
正直に言うと、まあまあでしたねw 『プリズマ☆イリヤ』ですが、シリーズ見てなくても大丈夫だと思います。私もほとんど見てません。Fateを知っていれば何となくわかると思います。
ひとつのストーリーがあるわけではなく、いくつかのパートを断片的につなぎ合わせた感じかな。シーンがころころ変わるので割と忙しい映画でした。どのシーンでも大爆笑するような映画ではないけれど、好きな人は好きなんじゃないかなあ…。ギャグの元ネタもあるらしいので(ある程度年代高めの方向けらしいです)、それがわかる人にはもっと面白いのかも。
ここからネタバレありの感想です。
祭りが始まる…と張り切って「熱烈歓迎」の看板を外に出しちゃう麻婆ラーメン屋さんからスタートです。こんなに張り切って何をするかと思えば、ただ普通に辛い麻婆ラーメンを提供するだけです。でも結局誰も勝てませんでしたけどw
アイリ、凛&ルヴィア、ギル、美遊、大河…あと誰か来たっけ? 大河は惜しいところまで行ったんだけどな〜。透明の麻婆水だというオチは笑いました。なるほどねw
このラーメンで次々と撃沈していく話の合間?に、アサシン姿の慎二が桜の発案で真人間に更生するべく、様々なプロフェッショナルに教えを請う…というのが割と長い尺で入ってきます。イリヤの家でセラとリズの指導の元、掃除を極めたり、ルヴィアの家で執事の修行をしたり、穂群原学園小等部の保健の先生をしたりと奮闘します。最後は言峰のラーメン屋で働いていました。
真人間計画って要するに健全な労働でした。なんかこう…今ままでの自分を反省するとかそういう感じじゃなく、ひたすら労働の素晴らしさを知る、という。褒められたり感謝されたりして、慎二もとてもとても気持ちよかったらしく、楽しんでました。
もしかすると慎二の出番が一番多かったんじゃないかな。あまりにも慎二の話が続いて、しかもずっとあのアサシン姿なので、だんだん別な生き物に見えてきて……途中でふと、え?これ何の映画だっけ?って正気に返ってました…。慎二かならず最後は同じ下ネタだし。
終盤の全力で楽しむ缶蹴り…は割と面白かったです。鬼のイリヤと凛が凛のイメージカラーから「赤の陣営」、逃げる方はクロがいるから「黒の陣営」というところはクスッときました。缶も大聖杯だしね。
凛が足を魔術で強化して走るところも面白かったし、ルヴィアが黒の陣営にセイバーオルタもいると連れてきたときに、凛が「名前がわからないから見つけても言えない」みたいなこと言ってたのも笑いました。言峰がイリヤに後ろからルールブレイカーで刺されてたのもw
お祭りのところでやっと田中が出てきたけど一瞬でした。もうちょっと田中活躍してほしかったな〜。そこだけ残念かな。