釧路についた杉元とアシリパたち。マンボウの解体から始まった第20話です。ラッコ…。ラッコの肉?ラッコって食べられるの?煮るだけでああなっちゃうの?
大変ですよ…!いやそれよりももっと重大なことが…!
ここからネタバレありの感想です。
アシリパたちがマンボウを解体している間、谷垣とインカラマッが2人でいるときに、アイヌの男がラッコ肉を分けてくれます。必ず2人だけで食べるように、と言われてなぜかインカラマッは照れるのですが、谷垣は何を言われたのかわかりません。ハマナスの実を探すとインカラマッはどこかへ行ってしまいます。
その後、イナゴの大群が現れ、男たちは番屋へ逃げ込みます。インカラマッとアシリパは外ですが、まあ死ぬことは無いだろうと、男たちはラッコ鍋の用意をします。何だか独特の匂いがするな…と言いながら煮えるのを待っているうちに、全員何だか妙な気分に…w
ラッコの肉には媚薬と同じような成分があるとかで、匂いに効果があると言われているようです。実際どうなんでしょうね?とにかく、みんなお互いがかわいいだの色っぽいだの、男同士で大変なことに…。白石はいつも変だからまあわかるとしてw、いつも冷めた感じの尾形まで様子が変なのも笑えました。そこへキロランケも現れて大変なことにw
どうやってこの気持を発散させればいいんだ!と、我慢できなくなった杉元が服を脱いで、相撲大会になります。なるほど…w?
インカラマッとアシリパは外で合流し、海の上へ逃げてイナゴをやり過ごします。ちょうど2人きりで話がしたかったと、インカラマッが知っているアシリパの父のことを話してもらいます。
インカラマッの話だと、ウイルクはのっぺらぼうじゃない。ウイルクはポーランドと樺太アイヌのハーフで、帝政ロシアに反発する運動をし、傷ついて北海道へきた。北海道アイヌのことをウイルクに教えたのは自分。そしてウイルクはキロランケに殺されたのだと言うのですが…?アシリパは父からインカラマッの話は聞いたことがないと指摘すると、自分が子どもだったから忘れられたのかも、と涙を流します。
翌日、杉元たちと合流したアシリパは、キロランケがいるのを見つけてストレートに父を殺したのか、と尋ねます。否定するキロランケにインカラマッは指紋が証拠だとつきつけますが、今度は尾形が指紋の照合をしているなら鶴見中尉とつながっていると指摘。何が本当なのかわからなくなります。
どうなのかなぁ。インカラマッは信用ならない感じなんですが…。鶴見中尉は利用しただけと言いますが、放浪生活のインカラマッにそうまでして守りたいアイヌの何があるのか疑問。谷垣と寝たのもラッコのせいかわかりませんが、谷垣は真面目だからなー。殺されそうになったらかばい続けそう。でもキロランケもどうなんだろう…。杉元が、どちらかが死んだら残った方を自動的に殺す、っていうのは凄い牽制だなと思いました。突然父が殺されたと言われたアシリパさんにもさりげなく気を配ってるし、やっぱり杉元かっこいい。
一方、鶴見中尉も網走監獄へ向けて動き出しました。まずは第七師団の一人を新人看守として送り込みますが、見破られて早々に引き上げます。のっぺらぼうは毎日、房を移動させられていることだけはわかりました。