Save Me the Waltz
英二は李一族とオーサーに連れ去られ、アッシュたちも捕まり、ゴルツィネの元に集められることになりました。目を覚ました英二は何が起きたのかわからず動揺します。オーサーから裏切ったのはショーターだと告げられるのですが…。
ある程度覚悟はしていたのですが、思ったよりもひどい展開になって衝撃を受けてます…。
ここからネタバレありの感想です。
いくらショーターが絶対に英二を守るって思っていたとしても、あんな囲まれてしまったらどうしようもないですよね…。オーサーだけならまだチンピラ相手だから何とかなるけれど、ゴルツィネのところには強そうな大人がゴロゴロいるわけで…。まったく状況を知らない英二が、裏切ったのはショーターだと聞かされてももちろん信じないし、でもショーターは返事をしてくれなくて見ていて悲しくなりました。確かに裏切らなくてはいけない状況だったけれど、英二のことはしっかり守ってきたのに。これは誰かが教えてくれたらいいけど、教えてくれそうな人が残ってない…。
ショーターは英二の目の前でバナナフィッシュを投与されて、英二が恐怖の元だから殺せと刷り込まれてしまいます。政府や軍の偉い人=ゴルツィネの取引先に見せるための実験に使われることに。まさか、ここまでひどいことをするなんて予想外でした。それでも何とかなるんじゃないかと希望をもって見てたんですが…。
英二はユエルンとゴルツィネのおもちゃにされそうになるし(間一髪助かりましたが)いろいろ辛いです。抜け出したユエルンは屋敷の中を探っていますが、この人は敵なのか味方なのか…。ただゴルツィネの言いなりになるつもりもなさそうですね。李一族にも何か目的があって、送り込まれているんだろうし。この人も立ち位置が難しい人でした。
アッシュ、マックス、伊部は拷問部屋で吊るされて身動きがとれなくて、その部屋にショーターと英二も入れられます。本当にアッシュの目の前で、バナナフィッシュを使ったショーターに、英二を殺させる。オーサーもゴルツィネも趣味が悪いですよね…。
結局、英二がどうにかできるわけもなく、ショーター自身も苦しんで、アッシュがショーターを撃ち殺すことになります。みんな辛いです…。アッシュも英二も、そして死んでしまったショーターも。どうすればいいのこれ。
ストリート・キッズたちは、アッシュのグループとショーターのグループが手を結びましたが、ショーターは助けられなかったですね。でもきっとこの子たちのおかげでアッシュたちは逃げられそうな気がします。どうだろう。どんどん悲劇を生んでいるから、この先もあまり希望を持たない方がいいのかな…。
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