金塊のありかを探す杉元一味、第七師団、そして土方歳三。ここにきて、山で謎の連続殺人事件が起きています。犯人は、入れ墨を持つ脱獄囚の一人、辺見と思われるのですが…。
また新しい展開になりました。ギャグとシリアスのバランスが絶妙で面白かったんですが、ゴールデンカムイってうっすら怖い感じありますよね…。今週もちょっと怖かったです。
ここからネタバレありの感想です。
どうして金塊が欲しいのか、杉元の目的は最初からわかっていて、そして前回、鶴見中尉の野望も判明しました。今回は土方歳三。国家予算の1/3に匹敵するという巨大な富を手に入れ、独立国家を作る、と言います。箱館戦争で果たせなかった夢をまだ見ているということでしょうか。杉元→鶴見→土方ということがだんだんスケールアップしています。
今回いろいろ怖かったんですが、まず牛山に追われる白石。あんな人がガンガン追いかけてきたら怖いですよ…。あの額の四角も謎なんですが、体頑丈すぎてどうなってるの? 白石は第七師団に相手をさせて切り抜けようとしましたがうまくいかず、牛山に捕まってブンブン振り回されてました。怖い…。
ただ、土方たちの銀行強盗作戦が始まったので、牛山も仲間と合流しなくてはならず、白石は難を逃れます。土方の狙いは金品だけではなく、和泉守兼定を取り戻すためだった…というのも、いいのかな…。第七師団はしてやられたという感じで、どうにもなりませんでしたね。
エンディングで白石がタヌキにかじられてるのはこのときのエピソードなんですね。この後、牛山を探すために白石はリュウに手伝ってもらうのですが…。まず靴下か何かかがされたとき、リュウが顔しかめたような顔をしたのは笑いました。くさいよねw リュウと白石の組み合わせが意外にも馴染んでいて、可愛くて笑いました。
結局また牛山に見つかってしまうのですが、土方の一言で殺されずにすみます。杉元たちは入れ墨人皮を持っているかと聞かれて、白石はとぼけるんですが、意外とバレてるんじゃないかって気もしますね。土方から、杉元には自分たちのことは話さず、仲間になれと言われます。手土産に辺見の皮をもってこいと。ここ難しいですよね。断ったらどう考えても殺されちゃいますよね?
話に出てきた辺見というのは、白石が牢で一緒だった人物ですが、二瓶とはまた違った意味で本当にヤバイ奴です。おかしな人ばかり出てくる話ですが、今までの中でいちばん頭おかしいです…。人を殺すために人を殺している殺人鬼。辺見の弟がイノシシに食われる話は本気で怖かったです。いやもうほんと辛い…。
白石から辺見の話を聞いたアシリパは、ちょうど海へ出ているアシリパの叔父が狙われるかも、じゃあ海へ行こう、クジラを食べよう、という流れで港で行くことに。突然クジラ漁に駆り出される杉元たちですが…。ここで偶然、辺見と知り合いになります。
辺見が杉元に心奪われていく様子が、可愛いんだか怖いんだかよくわからなくて、いやどっちもなのかな。ギャグとシリアスのバランスがうまいなと思います。嬉しくなると股間が光る演出もなんていうかw 二瓶さんもびっくりだよ。
辺見が平気な顔で人を殺しながら窓越しに話ができる神経が怖いし、抵抗した挙げ句に無残に殺されたいとか、どうかしています。白石がクジラを追うチームで海に残ってしまったので、杉元が眼の前の人間が誰かわかってないのが怖いよ…。
次回、さらに怖そうだけど楽しみです。