レタラを追う二瓶を逆に追い詰めた杉元と白石。そこへアシリパを人質にした谷垣が現れ、今度は杉元たちが危ない立場になるのですが…。
追う側と追われる側と二転三転してハラハラしましたが…今週も面白かったです。また新たな問題できわどいところで終わったので次回も楽しみです。色々痛そうでしたが。
ここからネタバレありの感想です。
谷垣が何かすると思っていましたが、アシリパさんを人質にするとは…。でも、アシリパさんを助けてもらう代わりに、武器を捨てて縛られますが、次の瞬間に逃げ出してました。さすが脱獄王。
二瓶がどうしても最後の白い狼を仕留めたいとレタラに執着するのはよくわかりませんでした。こんな無茶をして命を落とすなんて…。これも男のロマンということなんでしょうか。山で闘った末に死んでしまうのなら満足したでしょうか。谷垣も怪我をしている足をさらに抉ることになるし、何だか…。あんまりな結末でした。
湯たんぽちゃん(アイヌ犬の名前なんだっけ…)も最後は飼い主を守ろうと頑張っていたのがかわいそうでした。アシリパさんが里まで連れて行きましたが、これからどうするのかな。
里まで連れ帰った谷垣から、金塊の真実、鶴見中尉の野望などいろいろ聞かされます。旅順での戦いで第七師団が多くの犠牲を強いられたのに、何の見返りもないどころか地位を下げられたことが始まりでした。金塊を資金に兵器工場を作り、自分が軍を率いる。犠牲になった兵士たちの家族の生活も保証する、など、大掛かりな野望を持っていました。一見、私利私欲のためだけではないように聞こえますが、自分の邪魔をする人は躊躇なく殺してましたからねー、ちょっとおかしい人かな、やっぱり。
杉元たちが思っていたよりも金塊の量ははるかに多く、それだけにとても危険なものだということですね…。
街へ聞き込みにいった白石は、牛山と遭遇、ものすごい勢いで追いかけられてきます。このシーン、逃げても逃げても追ってきて本当に怖かったです。さらに第七師団と挟まれて本当に怖い…!白石の狙いどおり、第七師団が牛山を抑えてくれるといいんですが? これでさらに話がややこしくなりそう。
今回はレタラの家族が可愛かったです。
次回も楽しみです。