山の上の天文台に、貴重な古書を写本するために80名のドールが集められます。天文台の職員とドールは、2人一組で仕事をすることに。ヴァイオレットの相手は、リオン。ちょっと気難しそうな相手でしたが…。
ここからネタバレありの感想です。
山の上の風景も星空もとても美しい第6話でした。天文台の図書館もとても素敵でした。毎回、情景の美しさも素晴らしいなと思います。人物も背景もとてもきれいで感動的です。
今回の仕事は、天文台でタイピングすること。天文台の職員が古文書を解読し、ドールはその補佐で、読まれた内容をタイピングします。職員(男性)80名に、ドール80名。一瞬、お見合いかと思いました…違うよ。
集められたドールの中には、ルクリアもいましたね。髪型が変わってちょっと大人っぽくなってました。ヴァイオレットが元気がないと言われていたのは、前回、ギルベルトの兄に再会して責められたことを引きずっているんでしょうか。この後のリオンとの会話からも、ヴァイオレットの中で様々な葛藤が生まれてきているのだなと想像ができます。
リオンとの会話の中で、ドールも旅や移動が多く大変な仕事なんだなと思いました。CH郵便社に持ち込まれる仕事の方が多いのかと最初は思っていたんですが、違うんですね。ヴァイオレットも仕事を始めた当初とは考え方も変わっていて、ただの任務としてこなしていただけの仕事が、今は大切な役割と考えているんですね。成長したな…と思います。そして、その大切な役割だからこそ、自分がふさわしいのかどうかという葛藤もあるようです。これもギルベルトの兄に出会った影響でしょうか。ヴァイオレットがどのくらい悩んでいるのかはわかりませんが…。この世の美しさや人の絆の大切さを知れば知るほど、過去の自分との対比に苦しんでしまうように思えます。でもきっと最後はギルベルトが愛していると言ってくれたことがヴァイオレットの救いになるのではないかな…と思って見ているのですが。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン、この作品でいいなと思うのは、ヴァイオレットの成長を描いているのですがそれだけではなくて、いつもヴァイオレットと関わった人もまた成長していく話もメインになるところ。ヴァイオレットが誰かと出会えたことも、その誰かがヴァイオレットと出会えたことも、同じくらい幸せというのが素敵だなと思います。今回はリオンが彗星のことを一生に一度だと言っていましたが、ヴァイオレットとリオンの出会いだって一生に一度で、他には変えられないたった一つの出会いです。素敵ですよね。
リオンはヴァイオレットから外の世界へ出ていく勇気をもらい、ヴァイオレットはリオンから“寂しい”を教えてもらいました。またどこかで2人が出会えるといいですね。
生き方とか、価値観とか、いろいろ考えさせられる内容でした。
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今回も深い話でしたね。
リオン君、ヴァイオレットちゃんに明らかに恋しちゃってますがw
それだけでは無く、新たな道に、文字通り旅立つことができたのが
琴線に触れました。
無粋な余談ですが…私もお見合いっぽく感じましたw
男女一組で共同作業すると、所謂「吊り橋効果」がありそうな…
余談除けば、短文になってるかなあ?
こんばんは。コメントありがとうございます。
お見合いっぽいですよねw
リオン君は恋しちゃってましたが、失恋も早かったですね。
でも、恋愛に否定的だった面が変わるだけではなく、
本当に自分がやりたいことをやろうと殻を破ることができたのが
一番良かったですね。
たくさん書いていただいて大丈夫です―><;;