「灰の目」の呪いで狐に変えられてしまったチセ。自由になったとばかりに走り出していくのですが…?
でも今回は狐になったチセの話だけではありません。リャナンシーの話もあって、チセの成長が十分感じられる回でした。とても良かったです。
ここからネタバレありの感想です。
狐姿のチセも可愛かったのですが…。「灰の目」は何がしたかったのか、今ひとつわかりませんでした。人間が嫌いというだけの理由でもなさそう…?エリアスに対する嫌がらせ?よくわかりませんが、あの狐の皮がいつか役に立つ日が来ると良いなあと思います。役に立つ贈り物をくれたんだと思いたい…。
狐になって走っていくチセを、ルツが追いかけていくのも良かった。あちら側?へ行こうとするチセを一応引き止めるけど、行くなら自分も一緒に行こう…っていう従順さ。そういう契約なんでしょうけど…。なんていうか…。エリアスも獣姿で現れて、不思議な獣が揃っていて不思議な感じの絵になっていて、これもまた良かったです。
エリアスの「寂しい」の言葉でチセが人に戻ったのはあっけなかったですが…。灰の目のことはよくわからないまま。
そして今回のメインの話ですね、リャナンシーとジョエルの恋の話。ジョエルの死期が迫っていることを知り、チセに助けを求めるリャナンシー。夜中なのに飛び出していくチセとルツ。←ほんとにルツの存在はありがたいですね。
リャナンシーに話をするエリアスが、無慈悲というか…共感能力が低いというか…淡々と事実を話しているだけなんですよね。泣いているリャナンシーに話すことではないんですが、気がつかないですね。逆にチセの方は最後にあの2人をきちんと出会わせてあげたいと、自分の身を削って「妖精の塗り薬」を作ってあげるという。そういうチセのことは、エリアスもちゃんと心配してあげられるのになあ。あと一歩足りない。
5日間徹夜の末、出来た塗り薬をリャナンシーに渡して、ジョエルとリャナンシーは最後の時を一緒に過ごすこともできました。ジョエルの気持ちを聞くこともできた。不思議なのは、ジョエルはリャナンシーが見えないのにずっと一緒にいるってわかってた、愛されてるってわかっていたことですね。悲しい話ですね。
リャナンシーさんの話、とてもいい話なんだけど衣装が刺激的すぎて感動がちょっと薄れるのが残念ですw だって気になっちゃうでしょー。
チセは成長したなと思います。もともと優しい子だけど、誰かのために何かしたいとこんなに努力できるなんてね。その自分のやりたいことをハッキリとエリアスに言えるようになった。わがままを言えるようになったのは、チセの成長でもあるし、2人の関係が安定してきている証拠でもありますね。これまでの話の積み上げてきた結果だなあと感激しました。
…でもその結果、今度は吐血…?血が黒いのは演出上の問題なのか、魔法的な意味があるのか…よくないことが起きているのは間違いないみたいです。そしてここでまた来週。毎回ショッキングな引きで終わるの何とかならないかしら…。もちろん続きが気になるわけですが…。
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紅い狐のチセも綺麗でしたね。
けれど、エリアスが自分から傍にいてと話して、それで戻ってきてくれた。
望まれて答えただけですが、大事な?大切なことだと思います。
人狼(狐)の皮…詳しくは言いませんが、「祝福も呪いも本質は一緒」
だとはよく言ったと思います。
エリアスが使いたいなら云々と言っていたので「お察しください」
灰の目…私もよく分かりませんが、愉快犯、愉悦部なので
クトゥルフ神話の「ニャルラトホテプ」をイメージしてるのかもしれません。
(猫の国のウルタールは、クトゥルフの地名らしいし、作者のラブクラフトさんも猫好きで有名でした。)
リャナンシーとジョエルさんの愛の形は、ちょっと自分では、言い表せないのですが…最後ですけどしっかり話して別れられて良かったです。
エリアスがチセに無理があったら言ってと言っているんですが…
肝心の人間の先生が自分の事は無理してしまうので…
成長してるんですが、子供が二人、ちぐはぐで危ういまま…
銀の君は家に憑くものだから、不本意だから除外させてもらって…
一番大人なのはルツかもしれません。
こんにちは。いつもコメントありがとうございます。
エリアスとチセはふたりとも不器用ですね。
でも少しづつ気持ちをちゃんと伝えられる
(気持ちを伝えていいのだと思える)ようになってきて
良かったです。でも、そう、チセも子どもなんですよね。
確かに一番ルツが大人ですね。
コミニュケーション能力がもともと皆より高くて、
さすが犬だなと思いました。
ニャラルトホテプはペルソナシリーズに出てくるのしか
わからないのですが、そうですね、愉悦部ですね。
小ネタいろいろ教えてくださってありがとうございます!
たしかチセは15歳だったはずです。(明文されてなかったらすみません)
大人と子供の中間なので、多感で、所謂青春できる時代ですが、
ある意味危なっかしい時期ですね。
ルツがお兄さんやってボディガードしてくれるので、
襲われる心配はなくなったのですが…今回のケースではね…
ニャル様は、完全に「私見」なので違ったらすみませんw
私もアトラスゲーと型月シリーズとTRPGから興味持った口なのでw
学生時代、「妖怪学」の講座があったらなあw
コメントありがとうございます。
確か、チセは高校生って説明はあったような気がしてました。
「妖怪学」わかります!!
チセが魔法の何か作ってるのみると
「魔法学」とかあったらなあ〜って私も思います!
まあ、私も夏に読んだ本で存在を知ったんですがw
御多忙かと思いますが図書館に行かれる機会がありましたら
「妖精たちのラビリンス」という本を探されては如何でしょうか?
妖怪学はまあ…「幽霊の正体見たり枯れ尾花」的な物らしいです。
知ったかですが♪
>「妖精たちのラビリンス」という本を探されては如何でしょうか?
ありがとうございます!
早速、図書館の蔵書検索をしてみたのですが、その本は残念ながら無くて、
同じ作者さんの「妖怪学講義」っていうズバリなタイトルの本ならありました。
ほんとに大学の講義をまとめたものみたいですね。
すごい〜!時間ができたら借りてみます!(図書館遠いんで!w)
妖精達のラビリンスでなく、妖怪たちのラビリンスでしたねw
間違えてすみません。(西洋ものだったのでつい…)
父が図書館に行ったので「妖怪学講義」をお願いしました。
逆に教わることになって、嬉しいやら恥ずかしいやらです。
こんばんは。コメントありがとうございます。
「妖怪たちのラビリンス」←気がついてませんでしたw
でもやはり図書館になかったので
機会があったら読んでみたいと思います。
ありがとうございました!