2017年11月公開
ゴジラシリーズ初の長編アニメーション。アニゴジです。
ストーリーはゴジラの襲撃で地球を追われた人類が、再び地球に戻ってきます。長い年月を経て変わってしまった地球を、再び取り戻すことができるのか?というもの。完全オリジナル。全編3DCGアニメーションで迫力ある美しい映像でした。
予想以上の内容でとても面白かったです!最初から最後までどうなるのか先が読めなくて、ずっとドキドキしながら観ていました。
ゴジラシリーズわからなくても、ゴジラに興味がなくても、独立したストーリーなので誰が観ても楽しめると思います。…というのも私はゴジラシリーズまったく観たことがなくても大丈夫でした。タイトルは「怪獣惑星」ですが、そんなに怪獣という感じはしませんでした。敗北から始まる物語で、「絶望」とか「諦め」とか、何を選択して生きていくのが自分なのか考えさせられる、大人っぽい内容でした。
公開されたばかりなので…
あまり激しいネタバレは避けますが、でも、以下ネタバレありの感想です。
突然現れた怪獣に人類が立ち向かっていくストーリーではない、というのが面白かったところです。最終的には立ち向かっていくんですが、この物語は既に人類がゴジラに負けて地球を捨てて脱出したところが始まります。地球を捨て、移民できる惑星を探して宇宙を放浪する船団。でも移民できる惑星は簡単に見つからず、乏しい資源の中、未来への希望も何もありません。敗北と絶望から始まります。
移民船団には地球人だけではなく、「イクシフ」と「ビルサルド」という異星種もいます。高度な文明を持ったイクシフは「ゲマトロン演算」による予測システムや宗教的な側面で地球人をある意味支配しています。そしてビルサルドはメカゴジラを作った異星人で(残念ながらメカゴジラは起動失敗でゴジラに敗北)、科学力が高く様々な科学技術を提供してくれています。彼らもまた移民できる星を求めて地球へ来たはずが、ともに追われてしまったわけです。
主人公のハルオ・サカキは目の前でゴジラに両親を殺され、祖父とともに移民船に乗ってそこで育ちました。彼の考えは「人類は諦めたから負けた」というものです。ただ「がんばれば勝てる」という精神論を言っているわけではなありません。一人、ゴジラの動画を何度も観て解析し、弱点があることを発見します。諦めないというのは、そういうことです。
そして(船内時間では)20年ぶりに地球に帰還するのですが、既に地球ではあれから2万年近く経過していました。生態系が変わってゴジラはもういないのでは?という淡い期待は裏切られ、ゴジラどころか動植物みんながゴジラの影響を受けていわばゴジラ化している状態です。地上に降り立ちゴジラを討つ計画を立てるのですが…。
地上に降りてからは戦闘の連続で観ていて辛かったです。とにかく戦闘が長いんです。ゴジラも怖くて、次から次へと問題が起こるので途中から辛くて泣けてきました。本当にみんな命がけで戦っていて、でも、ずっと絶望感がつきまとうんですよ…。希望を持って戦っていて、未来を勝ち取ろうとしているのに、何かもう無理なんじゃないかと…。こんなにみんな頑張ったんだから、もうこれで終わってしまっても仕方ないんじゃないかと途中で諦めたくなるくらい辛いの。
アングルとか凝っていて、多分どのシーンを切り取ってもかっこいい絵になるんじゃないかな?と思うくらい、絵は素敵なんです。CGもきれいで良かったです。話の展開も丁寧で、今誰がどうしてこんな行動をしているのか、作戦にどんな意味があるのか、理解しやすくて良かったです。キャラそれぞれそんなに出番が多い人ばかりではないのに、味方のことはよくわかるように話が作ってあって、感情移入しやすいんですね。こういうところはとても上手だと思いました。
絶望の先に希望があって、乗り越えた先にはまた絶望がある…。それでも主人公のサカキが諦めようとしないのがいいんです。サカキを動かしている原動力は、怒りなのかなーと思いました。いつも怒ってるんですよね。そういうところも面白かったです。
おまけ
来場者プレゼントはアニゴジ消しゴムでした。消しゴム…だけど触った感じが硬い…!消せるのかなこれ?(使わないと思うけど)小さいんですよ。緑色もらいました。
☆第2章『GODZILLA 決戦機動増殖都市』は2018年5月に公開予定
2017年11月17日公開
監督:静野孔文、瀬下寛之
脚本・原案:虚淵玄
製作:吉澤隆
出演者:宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、他
音楽:服部隆之
制作会社:ポリゴン・ピクチュアズ
監督:静野孔文、瀬下寛之
脚本・原案:虚淵玄
製作:吉澤隆
出演者:宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜、杉田智和、梶裕貴、諏訪部順一、小野大輔、他
音楽:服部隆之
制作会社:ポリゴン・ピクチュアズ
話題になっていたようで見てきました。
ヒューマンドラマということでしたが
よく考えれば、初代や名作もの(と思っているもの)は、如何に人が、戦争と核兵器が怪獣になったものと向き合うか…を書いてました。
平成ゴジラの初怪獣戦では、「勝った方が人類の敵になるだけ」と言われてますし
私の結論から言うと、2万年逃げてた分ゴジラに差を付けられたのでしょう。
結構ゴジラ映画は見てきたつもりですが、勝利、凍結化、氷で生き埋め、海に沈める…等
案外勝ってることもあるんです、難易度が上がるにしたがって被害が甚大になってますが
生き埋め、急所破壊、内部への攻撃…結構今までの勝利方法を踏襲していたので、アチラには勝てましたね。劇中ふと、やや小さいような印象を感じたのですが…
脚本、空中戦のサーカス等は見事でした。
初代 特殊化学兵器で殺害、作成した科学者は機密保持のため自害
死者おそらく東京空襲と同じくらい10万人前後
2代目の初登場時 南極に誘導して氷で生き埋め…ここまで来るのに別怪獣と戦ったりしてたので大阪城破壊
vs平成1期メカゴジラ、メカゴジラがワイヤーを打ち込み急所に高圧電流を流して倒した…のですが…
vs平成2期メカゴジラ、1回目は大ダメージを与えて撃退、メカゴジラ半壊及び初動で暴走、
2回目は、モスラ幼虫の援護を得てメカゴジラが組み付き、深海へ入水
シンゴジラ、無理やり足場を崩し、化学薬品を流し込んで凍結
東京の首都機能は8割方死んでいるでしょうね…
追記の追記ですが、広告でウルトラマンジードがあったので紹介だけしていきますねw
孤独さを救ってくれたヒーローに憧れていた少年が
怪獣出現と共に、自分がウルトラマンの遺伝子を受け継いでいることを知り、変身し皆を守ることを決意する。
…ところが変身した姿は、凶悪な目つきをしており人から恐れられる。
少年の親は、力におぼれ闇落ちしたウルトラマンベリアルだった…
まあ、結構明るく作ってあります。主人公を演じる役者さんも17歳と若く
ニコ生では可愛い可愛い言われてました。
年末再放送するかもなので気が向いたら如何でしょうか
こんばんは〜 コメントありがとうございます。
アニゴジ観られたんですね。
ゴジラぜんぜんわからないんですよ。
観たことなくて、最近、シン・ゴジラの地上波放送ありましたけど
それもまったく興味なくて観てなくて・・・
特撮は未開拓分野ですねー
私の玩具はオレンジ色でした。
子供のころ、ゴジラ映画を見に行った時ももらってましたので
恒例ですね。
余談の余談ですが、昔、興行不振だった時、ハム太郎と抱き合わせ上映を行ったことがあったのですが
ゴジラの怖さを思いっきりアピールした作品だったので
ハム太郎目当ての子供の阿鼻叫喚があちこちで発生したという噂がありました。
ゴジラは戦争や核兵器の人間の負の遺産なので…やはり怖いです。反戦映画としての一面も持っていますが
ハム太郎とゴジラ…w それも凄いですね。
アニゴジも、小さい子たくさん来てましたけど
静かに見てましたねー 泣いたりとか無かったです。
昔のは本当に怖かったんですね。
ttps://www.youtube.com/watch?v=hM8bP3G3AVM&t=910s
モデリングも演出も素晴らしいです。
こんばんは!気がついたらゴジラ3作目公開されてました。
2作目見逃しているので3作目みたいけど見られず・・・
メカゴジラ見たことないのですが
動画すごいですね!CGなんですよね。