明の回想の続きです。前回は2人の出会いから小学校高学年、千夏が競技ダンスに魅せられるところまでした。今回は中学になり、屈折していく明の感情をメインに。そして大会の経過は…?
ここからネタバレありの感想です。
明にとって千夏の存在がすべてで、そしてそれが今も継続しているんですね。ダンスを続けていれば千夏は自分を見てくれる、そんな気持ちでずっと一緒にやってきたけれど、一緒にいればいるほど劣等感を持ってしまう。ダンスが上手くて理想が高く、性格的に何でもストレートに口にする千夏ですからねー…。素直でいい子だけど、付き合い方が難しそう。さらに明の方は恋愛感情ですよね、これ。
てっきり千鶴のことで騒いでいた千夏の方が百合なのかと思っていたんですが、明の方だったのかー…。嫌味な子だなあと思っていたけど、こんな屈折した感情で日々過ごしてるのかと思ったら、なぜか嫌いになれないなーと思ってしまいました。なんかもう報われないって本人もわかった上での言動なんですよね。吹っ切れた途端にベタベタするところもちょっと憎めない…。
賀寿も最初は嫌な人だなーと思ってたのに今はかなりいい奴と思ってるし、ボールルームのキャラ侮れない…w 次はきっと釘宮さんが最高にいい人に化けるに違いないです(顔こわいだけで今の時点で嫌な人でもないんだけど)w
明たちも多々良たちも、それぞれの感情がダンスに大きく影響した感じですが、今どういう試合展開なのかな…。多々良は点をとれないことでの苛立ちや悔しさ、周りが落ちればいいと暗い感情を抱くようになったのはこれまでと違ってきたなと思います。釘宮の言うとおり、自分が落とした点は他の人が吸い上げているんですよね。競技ですもんね。明たちは「ダンスは楽しむもの」というところに着地していたので、ここでこの対比は面白いなと思いました。
清春のストレッチで体が軽くなりすぎて、他の人にぶつかりそうになったりと大パニックの多々良ですが…。どうなるのかなあ…。これ優勝できなかったらカップル解消でしたよね…?うーん…。優勝できるほど甘くないような気もするけど、そうはならないで欲しいですが…。