帝国の戦艦スキロスが泥クジラを再度襲撃します。チャクロやオウニたち潜入部隊は、混乱に乗じてスキロスへ乗り込みますが…。
当初の予想に反して戦いの物語なので、これからしばらくは回を追うごとに悲惨になっていくのでは…と思うと見ていて辛いです。今回も辛かったー…。
ここからネタバレありの感想です。
サイミアの強いものを選んで構成された潜入部隊ですが、全員が戦闘に向いているかというとまた別な話ですね…。躊躇なく敵を殺すことができるのは、結局オウニだけです。オウニの圧倒的に強くためらいのない戦い方に、みんな引き気味でしたが、ギンシャが上手くまとめてくれたなと思います。何でもないことのようにオウニに声をかけて肩を叩いてあげてた。こういうの大事ですよね。
こちらが素人なのに対して相手はプロの軍人で、やることお見通しなのは当然で…。一気に突入しようとして、待ち伏せした敵にたくさんの仲間が殺されてしまって…。前回いい人だなと思ったトクサも死んでしまいました。手首にお守りをつけてましたね…。
泥クジラ本体も上陸した帝国軍に圧されていました。小さな子どもたちを守ろうとしたハクジ様が、斬られても最後の力を振り絞って
帝国軍に向かっていったところは泣けました。なんか本当に残酷な話ですよね…。一体どうなるんだろう?このままでは勝ち目がなく見えるけれど(もともと不利なわけだし…)。リコスが、泥クジラの人たちのほうがサイミアの力が強いと言っていましたが、それが今後の逆転の鍵になるのかな…。サイミアか強いのは感情があるから?
そして、リョダリとシュアン。リョダリは初登場から頭おかしいキャラでしたが、今回のスオウを痛めつける様子がもうほんとにダメ。悪役だから仕方ないですが、こういうキャラ苦手です。さらにそこにシュアン追加。こちらはリョダリと違って静かですが、どこかおかしいのは同じですね。タイプ違うだけで、怖い人たちの対決ですね…。多分、シュアンの方が強そう。無駄なことを言ったりやったりしないから。
ほんとにどうなるんだろう…。
そういえばこれって原作まだ完結していないんですね。謎を積み残したまま終わったらしんどいな〜。
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