カタツムリに飲み込まれたフォスは無事に生還。またシンシャに助けられたと落ち込むフォスです。カタツムリの言葉がわかるようになり、海の話を聞かされるのですが…。
宝石たちはみんな可愛いし、不思議な話でいいですね。今回も面白かったです。
ここからネタバレありの感想です。
金剛先生の瞑想って眠ること?眠るの内緒なの?「ねむ…瞑想」って言い直してました。
普通に寝てはダメなのかな。先生だからかな。丸一日眠るのは確かに長いですね。
フォスは元気に元どおりになって良かったですが、ひとりだけカタツムリ語がわかるようになってしまったせいで、きっとノイローゼだとみんなに同情されているのがおかしかったです。役に立たないとかカタツムリのまま元に戻らなくてもいいとか散々な言われようでしたが、ちゃんと気にかけてもらってますね。
※カタツムリって書いてますが、海の生物らしいので、ほんとは何の生き物なのかわからないです。
フォスはまたシンシャに助けられたことで少し落ち込んでいました。シンシャが自分に本音を話してくれたことはフォスにとって大事なことなんですね。今度こそフォスがシンシャを助けられるといいんですが…。
カタツムリの王は、最初はフォスに「海にフォスたち宝石と似たような生き物がいる」と海に誘い、それが失敗すると次は丘の食べ物は栄養が無いから体が弱ったと海へ帰りたがります。後になってみると、あからさまにフォスを海へ連れて行こうとしていたなと思いますが、話の流れが自然だったので騙そうとしていたなんて気が付かなかったです。私もフォスと一緒に騙されてしまった。
王の話で世界の謎が少しわかりました。海底では軟体動物みたいな姿から女性の形になってました。自分の世界だと自分の姿に戻るんですね。王がいうには、昔、世界には人間がいて、あるとき「魂・肉・骨」の3つに分裂してしまった。肉は自分たち一族のことで、骨は宝石たちのこと、そして魂が月人…。月人は肉と骨を取り戻して人間に戻ろうとしているのではないか…?という。面白いですね。
最後はまた衝撃の展開で、海へ連れてきたのは、王の弟と引き換えに月人へフォスを渡すためでした。治ったばかりなのに、月人の矢でまた海中で砕け散るフォス。…立て続けのトラブルですが、今度は助かるのかな?