羽田空港に突然現れた謎の巨大立方体。飲み込まれた旅客機はどうなっているのか、立方体がどのような物質なのか、全く何もわからない。立方体の中から旅客機の乗客だった真道とともに「ヤハクィザシュニナ」が現れる。「ヤハクィザシュニナ」は人類との直接交信を要求するのだが…。
カドのことも「ヤハクィザシュニナ」のことも謎ばかりです。それにしてもCGの人物美しいですねー…。動きも自然です。内容も難しいですが面白いです。
ここからネタバレありの感想です。
カドから出てきたヤハクィザシュニナと名乗る人物と真道は政府との直接交信を要求します。回答までの期限をきりますが、この世界(という言い方が正しいのかどうか)での時間の感覚がわからないらしく、60秒などあまりにも短い時間を設定します。交渉の結果、三時間後と決まり、日本政府は担当者の選定に動きます。
…それにしても「こちらはヤハクィザシュニナで、これはカド、ヤハクィザシュニナの所有物」ってその通りなんだろうけど。いきなりすぎて説明になってないですよねw それでも詳しい話はあとでという感じで交渉に入りますが…。ヤハクィザシュニナも音声ではなく直接脳に語りかけているようでした。建物の中にいる人たち(ヤハクィザシュニナからは見えない人々)にも声が届いていたけれど…?
ヤハクィザシュニナが「60秒」といった瞬間、すかさず「それでは短い」と時間の交渉をする真道。さすが本職の交渉官です。早速、本領発揮していますね。ハヤクィザシュニナは日本政府の縦割り構造とかそういうのを知らないから、直接交信するかしないか、そんなのYES/NOだから即答できるだろうと思ったんでしょうね。組織の意思決定には時間がかかるのです…。真道の顔を見ながら「一時間」「二時間」「三時間」と言うヤハクィザシュニナの表情がとても良かった。感情もなくただ模索している表情でいいですね。
そして真道から、旅客機の乗客はみな無事だと伝えられます。細かいことは話している時間がないので、水や食糧も提供されていることは明かされました。とりあえずは安堵する関係者たち…。ヤハクィザシュニナと真道はまた三時間後と約束してカドの中へ消えていきます。
時間を遡って…カドの中で何が起きていたのか?
28時間前、25時間前、10時間前
時間を区切って起きたことが説明されます。
カドに飲み込まれた旅客機は停止中。停まっているということは地面はあるらしい。携帯は圏外で外部への通信は不能、旅客機そのものには異常はなく、ライトは点くけれど何も照らされず外の様子は一切不明。
機長からこの事態の対処を手伝ってくれるよう頼まれた真道は、機外へ出てみることに…。外に出てみても何もわからない。ライトで照らしてそっと地面を触った途端、触った部分が反応し光が現れ、内部の構造が見えるようになりますが…、カドの外側と同じく全く意味不明の世界。
そして上空に発光する球体が降りてきます。だんだん真道に近づいてきながら、球体の中で人体が出来てきます。
…なるほど。未知の生命体だけど人型だというのはこういう理由だったんですね。意思疎通がしやすいように、取り込んだ旅客機の乗客の情報から、ヤハクィザシュニナの身体を作ったんですね。(本来どのような状態なのかはまだわかっていませんが)
現れたヤハクィザシュニナは真道を見つけて、いきなり目を見開いて何かしたようです…。もがき苦しむ真道を花森が押さえつけ、花森がヤハクィザシュニナに「やめろ!!!」と強く言います。どうやら伝わったらしく、とまります。
次に真道のスマホから情報をとり、普通に話せるようになります。最初は真道の脳から情報を吸い上げようとでもしたんでしょうか…。
わかったことは
- カドは境界体(この世界と何かの境界なのかはわからない)
- カドの源はノヴォ
- カドの中にあるものもカドらしい(カド!と呼ぶと小さいカドが何か仕事する)
- 乗客全員を外に出すのは“変換”が必要なので29日かかる
- 真道一人なら2.74時間
- 小さいカドからパンとかぽんぽん出てきちゃう(食糧問題解決)
- ヤハクィザシュニナはこの世界を推進したい
- 真道はそれに強力する
- ヤハクィザシュニナの服は子どもの絵本から…自分が王様だという認識?
- ヒトに正解を求めているカド
真道は「ザシュニナ」って省略して呼んでたけどやっぱり言いづらそうだし区切るところそこで合ってるの…?
政府から選ばれた交渉官は、徭沙羅花(つかい さらか)。国際交渉官。本来なら真道が適任だったようですが、カド側にいますからね。沙羅花さん美人だー。おお…?これは次回は交渉がメインになりそうですね。品輪博士にもまだ活躍してほしいんだけど。メガネの人も気になるし。それにしてもヤハクィザシュニナの美しさ凄いですねー…。この作品キャラクター本当にいい。次も楽しみです…!