鬼平さんの若い頃のエピソード再び、です。道場での話ですが、今まで語られなかった背景もありました。ふらふら暴れて遊んでいたのは理由がちゃんとあったんですね。前回は道場で出会った親友と初恋の人の話でしたが、今回は師匠というか先生の思い出話です。
今回はちょっと辰蔵さんの出番もあったので嬉しいですー。
ここからネタバレありの感想です。
腕に自信はありましたが何となく自暴自棄な感じの若者だった平蔵。若い頃は銕三郎という名だったんですね。そして、実は正妻の子ではなく、父の愛人の子どもでした。正妻が事あるごとに嫌味をいい、母上と呼んでも拒絶、あまりにも折り合いが悪く、家には居場所が無かったんですね。
子どものせいでは無いのになあ…と思うのですが…。平蔵さんのお父さんも奥さんに対してあまり強く言えないようだったので、多分、奥さんの方が家柄がいいとか(上司の娘とか?)そういうのなのかなー…。武士の社会はなかなか大変なようです。でも他に子どもがいないことで嫌味を言い返したり、平蔵さんも負けてないみたいでしたが。ただ力関係で言うと弱い立場だから、嫌味言うので精一杯ですよね。子どもだもん…。
ある日、道場破りに来た松岡という男がとても強く、道場主の高杉先生が惚れ込み、生徒たちの指導を松岡に頼むことになります。最初は反発していた平蔵も、松岡が本当に剣の腕が立つことでだんだんと心酔するようになります。
平蔵の素行の悪さや生まれの話をきいた松岡は、平蔵に自分も寺の和尚の妾の子で…という打ち明け話をします。そして、暴れまわっている平蔵の今のことを肯定しながらも、高杉先生には恥をかかせるなよ、と念を押します。
何となく、どうして道場破りにきてそのまま仕事してるのかな、こんなに強いのにな、と松岡は何か変だなと思うじゃないですか。そうしたら、親族の看病に江戸にきた、とか言う話も嘘っぽいなーって。あんまり良くない人かなと思ったらその通りだったんですが…。
平蔵たちが泥棒を舟で運ぶ仕事を請け負い、そこで泥棒として松岡が出て来るとは思わなかったのでちょっとビックリしました。泥棒に道を間違うなみたいなことを言われて殴られるってどういう展開ですか…。俺の話を聞いてなかったのか、って言うの。でもその本人は泥棒で、何とも皮肉ですよね。
泥棒のおかげで泥棒にならずにすんだということかな…。自分のことを真剣に心配してくれているのがよくわかったんでしょうね。ただお金くれるお父さんとはちょっと違いますよね。長谷川家の跡継ぎに親戚から養子を、という話はその後どうなって今の平蔵さんに繋がるのかな。そこもちょっと気になります。
辰蔵さんも遊んでるけど、辰蔵さんは明るいですね。平蔵さんの話はちゃんと聞いてたかな…?
もともと宜雄は三男坊で長谷川家の当主は長男が継いでいました。
長男が亡くなりその子供の修理(しゅり)が当主となってからも宜雄は部屋住みとしてよく言えば気ままに悪く言えば肩身の狭い当主のスペアとしての生活をおくっていました。
そんな中、巣鴨の豪農から奉公人として来ていたお園(おその)ちゃんとねんごろな関係になり無事(?)ご懐妊、こうなっては仕方あるまいと巣鴨で農家生活をおくることに。
そして無事生まれたのが平蔵です。そこから数年は幸せに暮らしていたのですが修理が子がいないまま重い病気にかかってしまい妹の波津を養女にしたから波津と結婚して当主を継いでくれと頼みます。(なんでじゃ???)
はじめ渋っていた宜雄ですが「長谷川家存続のため」と言われると継ぐしかなく、
お園ちゃんとわかれ姪っ子の波津と結婚することになります。
なぜ姪と叔父が結婚することになったかわかりません、長男の血筋を残したかったのかも
「跡継ぎは私が生む!」とノリノリの波津でしたが、宜雄としては近親だし性格きついしと思うようにハッスルできず跡取りが生まれないまま波津も出産適齢期をどんどん過ぎてしまい。17歳の平蔵を跡取りとして育てるため巣鴨から迎えることとなったのでした。
平蔵にとって波津は継母であり、従姉弟でもあります。
こんばんは〜。ええー…なんだか複雑なお話なんですね。
辰蔵がふらふらしてるのは、平蔵、平蔵パパと流れる遺伝子なんですね。
平蔵パパも農家になってたっていうのは何ていうかビックリです。
宜雄さんは実家を継いでるんだけど、形式はお婿さん?みたいな感じなのかな?
わざわざ妹さんを養女にして結婚させてるから…
じゃあ波津さんはアニメのあの見た目よりも若いんですね。たぶん。