アニメで本格時代劇というのも珍しいのかな?
もともとキャスト目当てだったので、観てわかるかなぁ…とあんまり自信が無かったんですが、雰囲気は渋めで、話もわかりやすくて面白かったです。雰囲気作りが上手くて、見せ方とか凝ってるなぁと思いました。
ここからネタバレありの感想です。
粂吉という盗賊が捕らえられて拷問されるという衝撃のスタートです。かなり痛そうで、ここまでやるのかとビックリしました。実は見ていたら怖くなって、途中から下向いててこのシーンちゃんと見れてません…。そのぐらい凄かったですよ。
粂吉が捕らえられている牢に、女の子が毬を追いかけて迷い込んでくるシーンがあったのですが、この時代ってこういう鬼平みたいな役職の人の家に、拷問する場所も牢も一緒にあったんですね。世襲制だからかな?俯瞰で屋敷の様子が何度か出てきましたが、かなり広そうでした。
この後に出てくる「血頭の丹兵衛」を名乗る一味の強盗の事件現場も、死体だらけで大変なことになってました。草履で床に流れる血を踏んで、少し粘りがあったりするところとか、怖いんですよ。抑えた色調で描かれているので、怖い感じは伝わってきますが、グロテスクで観れない…という悪趣味さとは一線を引いてる感じです。
この「血頭の丹兵衛」の話を聞いた粂吉が、その丹兵衛は偽物だと話を始めます。丹兵衛に拾われて「真の盗人三か条(殺さない・金のあるところからしか奪わない・犯さない)」を教えられたという話。尊敬している本物の丹兵衛なら、皆殺しなどしない、自分に偽物を捕まえさせてくれと鬼平に頼みます。
結局、年月の変化で丹兵衛は変わってしまっていました。偽物ではなく本物の丹兵衛の犯行でした。失望した粂吉は、あくまでも丹兵衛の偽物として、鬼平に捕らえさせますが…。本物の丹兵衛は粂吉の心の中にしかもう生きていないということなんでしょうね。
鬼平さん、天パでちょっとかっこ良かったです。こういう路線なのか〜とビックリしましたけど。次回予告で出てきた若い頃の姿もかっこ良さそうでしたよ。剣戟シーンもかっこ良かったです。よく動く…というのとはちょっと違ってて、大きなカットとの組み合わせでスピード感や迫力を出してて、表現で工夫しているというか、見せ方が上手いんですね。
鬼平の息子の辰蔵さんは今回は出て来ないのかなと思ったら、最後に家に帰ってきました。ちょっと頼り無さそうな人だけど、明るくてかわいい感じですね。良かったーw 日常パートは少しほのぼのしてるんでしょうか。
粂吉さんも鬼平さんのところで働くんだよね?
次回も観ますー。
原作:池波正太郎
監督:宮繁之
キャラクターデザイン:宮繁之
アニメーション制作:スタジオM2
キャスト:堀内賢雄、朴璐美、浪川大輔、他
監督:宮繁之
キャラクターデザイン:宮繁之
アニメーション制作:スタジオM2
キャスト:堀内賢雄、朴璐美、浪川大輔、他
総理大臣が首相官邸に住んでるみたいなもんですね
仕事場であり生活の場でもあります
ちなみに自分の屋敷には息子の辰蔵が住んでます(留守番)
こんばんはー。コメントありがとうございます!
なるほど役宅って言うんですね。教えてくれてありがとうございます。
自分のお屋敷も別にあるんですね…!
辰蔵さん留守番なんですね。空き家にはできないですもんね。
江戸の話も知らないことがたくさん出てくるので面白いです。