白鯨での最後の闘いです。フランシス・Fから敦たちは横浜を守ることができるのか…。敦と芥川はどうするのか、鏡花は? 最後までハラハラしました。
いい最終回でした。やっと苦しみから解放されるときが来たんだなあ…。感無量ですね。
ここからネタバレありの感想です。
敦くんと芥川の共闘とても良かったです。全ての力を注ぎ込んできたフランシスに敦くんも芥川も最初は敵わず、打たれ放題でした。殴られて白鯨の外まで放り出されてしまった敦くんを、芥川が「人虎!」と叫びながら助けたところ…おおおっと思いました。(敦くんの白目もとても良かったのですが)
敦くんの獣の拳に、さらに芥川の服である獣が巻き付いて、巨大な拳になりフランシスに殴りかかります。最後はフランシスの力が尽きて、全て終わります。
ただ、フランシスを倒しましたが、外部からコントロールを奪われており、自力ではもう白鯨を止めることができなくなっていました。敦の声を聞いた鏡花が、自分を犠牲にして飛行機を衝突させ、海へ墜落させることで解決します。
…と書いてしまうとあっさりなのですが、異能で光りながら闘う姿が本当に美しくて、これはアニメならではの表現で、アニメ化良かったな〜と思う部分です。躍動感あってかっこ良かったです。フランシスも大迫力だったのですが、資金が尽きると弱くなってしまうので条件としては不利だなぁ…と思いました。長引くと負けますよね。
鏡花ちゃんの件も太宰たちに仕組まれていたのかと思うと、なんかもう、「〜〜〜〜!!」っていう言葉にならない何ともいえない気持ちです。だって、鏡花に自己犠牲を強いるような太宰のそそのかしかたがいやらしかったじゃないですか…!鏡花ちゃん可愛かったですけど…。
鏡花が心を決めたことで探偵社の試験に合格=探偵社員になるため、福沢さんの異能で鏡花が自分の異能をコントロールできるようになった。そして今まで自分でコントロールできなかった夜叉白雪を加減して使えたので、鏡花も助かった…。ということでハッピーエンドでした。
敦くんも鏡花ちゃんも喜んでいて良かったです。2人ともこれまで自分を苦しめてきたものからやっと解き放たれましたね。敦くんは、何の役にも立たないと言われてきた過去の呪縛から。鏡花ちゃんも自分でどうにもならなかった生き方から。
芥川も太宰に「強くなったね」って褒められて、良かったよね。芥川もこれで少しは解放されたのでないのかな…。
探偵社でのお祝いのワチャワチャで終わるかと思ったら、最後にまた新たな敵の存在を見せて終わりましたね。太宰の話だと、敦くんと芥川は、新たな脅威に対抗させるためにわざと組むように仕向けた…ということになるのかな?
これはまた続きがあるかも…と期待していいのかな?楽しみです。敦くんが助けに行くと言っていたルーシーの行方もわからないままになってしまったし…。でもルーシーはまた出てくるはずなので、ぜひ続編を期待したいです。
文ストは毎回安定して絵がとてもきれいだったので、それだけでも満足度がかなり高かったです。素敵でした。