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2016年11月23日

GANTZ【オンエア版 全24話】感想

☆GANTZ

the first stage 2004年4〜6月 全11話
the 2nd stage 2004年8〜11月 全13話

ざっくり言うと、死んだ筈の人間がある場所に集められ、GANTZスーツを着て謎の敵と戦う話です。

dアニメの配信で視聴。「GANTZ(オンエア版)」となっていて、TV放映バージョンです。第1期は全13話ですがフジテレビの規制でカットされて11話になったそうです(DVD版は編集前のオリジナル)。

どういうことかなと思ったのですが、第2期を観て何となく想像がつきました(2期はAT-Xで視聴制限がかけられる)。エロもグロも多めで過激です。賛否あるかな〜と思うし、全面的に肯定はできませんが、でもまあ面白かったと思います。けっこう怖かったです。

ここからネタバレありの感想です。



主人公の玄野は、駅で転落したホームレスを友人と一緒に助けようとして、地下鉄に轢かれてしまいます。死ぬのは嫌だと思った瞬間、とあるマンションの一室に送られます。そこには自分と同じように死んだ筈の人間たちが集められていました。“GANTZ(ガンツ)”と呼ばれる謎の球体から、ターゲットを倒すようにと指令があり、わけのわからないうちに戦闘に巻き込まれます。

最初のうちは不思議なスーツを着て、敵を倒すことに躊躇していた主人公。でも倒さなければ殺されるという状況に追い詰められ、徐々に積極的に戦うようになっていきます…。


「GANTZ」実写映画化もしていますね。観ていないんですが…。原作も読んでいないので謎は謎のまま終わりました。

あのスーツ姿のビジュアルが有名なので、もっとかっこいい話なのかと思っていたんですが、ちょっと違いました。わけのわからないことに巻き込まれて、わからないまま、試行錯誤で戦っていきます。主人公の玄野はごく普通の高校生で、喧嘩が強いわけでも何でもありません。戦闘に向いているタイプでもなく、初めて手にした銃を躊躇なく打てるほどの腕も度胸もありません。そういうところはリアルに寄せてあるのか、とてもカッコ悪いところから始まります。

first stageは「誰か何とかしろ」「どうすればいいんだ」と登場人物がお互いに言い合うシーンが長くて、全話ほぼこれです。死にかけた人が性別年齢関係なく集められて、スズキ星人とかいう謎のロボットと戦えと言われても、何もできないのはわかります。…わかるけど、嫌な登場人物が多いんですよね。自分たちだけ逃げようとしたり。主人公もそんなにいい奴でもありません。優しいところも自分勝手なところもあります。

主人公の友人の加藤も正義感が強くリーダー的な存在でしたが、頼れる感じでもなく。ヒロインの岸本は気の毒なところもあるけど、無神経なところが大きくて…。とにかく、お互いに責任を押し付けあって黙って見ているだけ、の描写が長すぎて、前半は「面白くなりそうなのに」という期待感で終わってしまいました。

ネギ星人とか田中星人とか見た目は変で、笑ってもいいのかなと思うんですが、見てるととても怖いんです。多分主人公たちが皆怖がっているのがよく伝わってくるんですよね。そういうところは良かったなーと思います。


2nd stageは仏像編。

1st stageでスーツなしでもボスを倒した経験からか、岸本にフラレて吹っ切れたのか、2nd stageに入ると急に玄野がかっこよくなります。「自分の生きる世界はここだ」と積極的にスーツを使いこなし、戦えるようになります。巨大な仏像に単身で挑んでいきます。空を蹴って戦う玄野はかっこいいですよ。

2nd stageからは放送局が変わってレギュレーションが変わったらしく、エロ描写もグロ描写も遠慮がありません。性描写も露骨で長いし、酸で体が溶ける残酷なシーンも当たり前のように入ってきます。雰囲気が変わったのは、そういうことも影響しているのかな…。作り手側がやりたいことがちゃんと表現されてるってことでしょうか。

でもとにかく戦闘が長くて。あまりテンポよくないですね。かっこ良く戦うシーンも多いのですが、どうしたらいいか迷ってダラダラしているところも同じくらい多いです。

…そして、玄野だけ残してみんな死ぬんですよ。ひどい…。仏像怖かった…。

最後は、玄野星人編。

アニメオリジナルだそうです。玄野が「玄野星人」にされ、それまでの追う側が追われる側になります。あらたに集められたメンバーは誰も玄野の話を信用しません。でも行動していくうちにだんだん皆の考えが変わってきます。孤立無援から味方を増やしていく展開で面白くなるかと思ったのですが、残念ながら最後は消化不良でした。

仏像編でホームレスを殺していた室戸と玄野の会話が、だんだんお説教っぽくなってどうもダメでした。ここので新しく集められたメンバーは、担任の先生をのぞいて、玄野が地下鉄に轢かれるのを助けなかった人たちです。そして皆死んでしまうのですが…。皆を殺した室戸が「人を殺して何が悪いのか」と開き直り、それを玄野が説得するわけです。

最後はガンツも消えてしまうし何がどうなったのか全くわからないまま終わりました。なぜかまたあの地下鉄のシーンに戻り、また線路を走っていきます。玄野は死なないと言っていましたが、どうなったのかわからないままのラストでした。

原作:奥浩哉
監督:板野一郎
シリーズ構成:十川誠志
キャラクターデザイン:恩田尚之/メカニックデザイン:中島利洋
アニメーション制作:GONZO
キャスト:浪川大輔、大里雅史、矢部雅史、生天目仁美、神谷浩史、園崎未恵




posted by 白黒ウサギ at 00:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | か行
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