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2016年11月04日

ダイヤのA -SECOND SEASON-【全51話】感想

☆2015年4月 - 2016年3月(全51話)

野球名門校が甲子園で全国制覇を目指す物語。熱血野球漫画が原作、アニメ第2期です。

第1期では主人公・沢村栄純が青道高校に入学してから夏までの話でした。第2期は秋の大会がメインです。夏の大会で3年生が引退した後の新チームはどうなるのか。片岡監督の進退は…、沢村は…、毎話ハラハラの連続で面白かったです。青道の皆と一緒に喜んだり悔しくなったり、熱い気持ちになりました。良かったです。

ざっくり言ってしまうと、全体的に動きの少ないアニメなので、ガンガン動く野球が観たいとか、そういうのではないです。回想も多く展開もゆっくりなので、ちょっとじれったい。でもストーリーがしっかりしていて、印象に残るシーンも多くて、ほんとに感動的でいいんですよ…。ダイヤのA…。ハマる人はハマる…と思います。

ここからネタバレあります。



第1期は、夏の大会でのトラウマから投球が上手くいかなくなった沢村に復調の兆しが現れたところで終わりました。御幸率いる新チームもやっと上手く噛み合い始めるのかな…?というところでした。

第2期はやっとまた沢村の明るい笑顔で始まるかと期待していたら、1〜3話まで第1期後半の総集編で心が抉られましたw これリアルタイムでは見ていなかったのですが、第1期と第2期って間が空いてないんですね。確かにこんなに長いと、総集編を入れないと製作大変かもしれない。総集編、歴代OP/EDだったのは良かったかなと思いました。OPなら、OxTの「Go EXCEED!!」とGLAYの「疾走れ!ミライ」で迷いますねー。EDは歌はどれも良かったので選べないのですが、皆でピースするやつ好きでした。

総集編が終わったら、秋大会も始まっていよいよセカンドシーズンのスタートです。


秋大会は、これまでなら(3年生がいたときなら)もっと楽に勝てた相手にも苦戦したり、最初はなかなか上手くいきません。確かに3年生たちは強かったのですが、それだけが理由ではなく、チームとして出来上がっていないのが原因です。3年生が引退したので、新たにレギュラーの座を得ようと張り切る部員も入れば、表舞台での活躍を望むわけでもない部員がいて、温度差があります。こういう温度差はあって当たり前で上手く役割分担につなげていければよいのですが、そう簡単にスパっと収まるべきところに収まるものでもなく…。

2年生の渡辺たちもそういう温度差を感じる部員の一人。練習に打ち込む部員たちの中で、自分はこのままでいいのかと悩み始めます。この渡辺たちのエピソードはすごく良かったです。御幸に相談をしたら「辞めて受験に専念したいなら引き止めない」という冷静な返事。でも渡辺はそんな話をしたかったわけではないんです。ただ、貢献できない人間がチームにいてもいいのか、自分の居場所はどこなのか、という不安を話しただけなのに。さらにこの発言が元で、御幸と副キャプテン前園の間にも亀裂が生じます。気持ちが上手く伝わらないもどかしさ、御幸の受け止められない不器用さ、そういうのが上手く描かれていたなと思います。

渡辺は御幸に頼まれて対戦校の偵察・分析をはじめ、的確で細かいところまで気がつき、分析結果はチームに大きく貢献することになります。第1期でクリス先輩がやっていた役割です。自分のできることを見つけて渡辺も自信を持つようになり、前園は伊佐敷先輩から副キャプテンは何をするんだ?と問われ自分の立場を自覚し、御幸も哲さんからのアドバイスで自分なりに考えます。みんな悩んで、試合を重ねて、だんだんと“チーム”になっていくのはとても感動しました。

レギュラー争いも金丸や麻生や東條が出てきたり、こちらも面白かったです。自分の打順に満足していない麻生、元は投手だったけれど外野に転向した東條、みんな上を目指す気持ちを持っているけれど、上手くいくことばかりじゃない。でも悔しくても諦めない…。沢村だけじゃないんですよね。みんな苦しい。でもがんばってる。

秋大会のエースナンバーは降谷。沢村は悔しいかもしれないですが、これはまあ仕方ないですね…。でも悔しい。悔しいですね。これまで通り、降谷・沢村・川上の3人のうちから継投するのは変わりません。

沢村は、秋大会の第二回戦、初先発で「ガンガン打たせていくんでバックの皆さんよろしくお願いします!」が戻ってきました。インコースも投げられるようになり、でもデッドボールがあったり調子を崩したり色々あっても、自分の気持ちで克服できるようになりました。

秋大会はその後、降谷の怪我もあり、四回戦では沢村が完投します。これは感動しました…。どちらかというと格下の高校相手なのですが、それでも球数を少なく、打たせて取るチーム一体のプレイでとても良かったです。この試合の直前に、落合コーチからチェンジアップを教わったエピソードも良かったです。やっぱり主人公の活躍は嬉しいです。

大会中に青道で部内の紅白戦がありますが、沢村は控えチームの先発になった話も割りと好きでした。「控えチーム…」と最初は戸惑いますが、控えチームが沢村がいいピッチングをしていたから、沢村のために点をとってあげたかった、って言ってくれたりね。そういう、投手はバックを信じて、そして皆は投手のためにって思えるチームはいいチーム。何だかんだ言ってどこに入っても好かれる沢村はいいな〜と思うんですよ。

最後の決勝も見どころがたくさんあって、とにかく沢村が成長したなーと思いました。あのクセ球だけの投球から、コースを広く狙える上に、チェンジアップまで。さらに加速するストレート。沢村と、沢村をここまで引っ張ってくれた周りの皆の思いが詰まっていて、決勝戦はホントに泣けました。最後までは投げさせてもらえず、悔しい思いもしますが、切り替えて降谷を応援する心の強さ。強くなりましたね!この悔しさもまた「ダイヤのA」ですね…。

最終回のオーケストラ演出にはちょっとビックリしましたが、これは原作どおりというか、原作の雰囲気を活かして…ということなんですね。なるほどな…。

監督の言葉と3年生に泣き、卒業式で泣けて、最後でまた泣けました。
沢村、がんばりましたよ。熱い気持ちがたくさん詰まっていて、ほんとに良かったです。


第2期:2015年4月 - 2016年3月(全51話)
原作:寺嶋裕二
監督:増原光幸
シリーズ構成:古怒田健志
キャラクターデザイン:植田実
アニメーション制作:MADHOUSE×Production I.G
キャスト:逢坂良太、櫻井孝宏、花江夏樹、島崎信長、松岡禎丞、浅沼晋太郎、下野紘、石田彰、他


関連:ダイヤのA【1期・全75話】感想



posted by 白黒ウサギ at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | た行
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