SERVAMP -サーヴァンプ-【第3話訪れなかった未来について】感想

☆第3話訪れなかった未来について　

吸血鬼と闘うには主人（イブ）の武器が必要で、その武器はサーヴァンプから贈られるというのだけど…？

サーヴァンプほんといいですよ。出てくるキャラ、訳ありな人ばかりで、深い悩みを抱えているから色々ぶちまけられて悲しくなりますが、でもみんないい子なんですよ！ストーリーを追っていくとだんだんわかってきます。真昼がみんなを明るく照らしてくれると信じて行こう。

ここからネタバレありの感想です。

クロが面倒くさがってサーヴァンプのことを真昼にほとんど説明してなかったので、真昼は何も知らないんですよね。御園はこんなことも知らないのか～って態度ですけど、ちゃんと環境が整っていた御園と違って真昼は偶然クロをひろっただけですからね。知らないのは真昼のせいじゃないんですよ。

クロの内部にいるぬいぐるみのようなクロちゃん、もっとかわいい声だと思ってたら、割と怖い感じでした。絵本みたいな絵の表現で、雰囲気あって良かったです。こうやって外の世界と内側の世界の表現を変えてくれるのいいな。素敵ですよね。たくさんあるギフトの中から真昼が選んだのはホウキ。選ぶときに「一番シンプルなの」っていうのも真昼らしくていいですよね。

「…ホウキじゃねーか」って呆れたようにクロが言うのもなんかいいw まだホウキをどうやって使ったらいいのか、真昼自身つかめてませんが。黒いシルエットのホウキ、ちょっとかっこいいですね。TATOOのように腕に巻き付いてるのもかわいいな。

クロのやる気がないのは、主人である真昼のせい。御園はそういうけど、もともと怠惰のサーヴァンプじゃん？って思いますよね。でもそれだけじゃないんですよ。後になって御園の言葉が正しいのだとわかります。御園ももっと何か言いかけるのですが、体力がないので9時には寝てしまうっていうw リリィにも寝てる御園にも、ちゃんとお礼を言って帰る真昼はほんとにいい子だ…！

友だちの友だちは友だち的な発想で、でも何の裏もなくストレートに、御園に今度自分の友だちを紹介すると約束する真昼。御園は今まで心のまま素直に接してくれる友だちはいなかったんだろうな。真昼の言葉が、御園の胸にすとんと落ちていくのがわかりましたよね。あの表情。ほんとに桜哉を紹介できれば良かったんだけど…。

学校に来ない桜哉を心配した真昼は、桜哉に会いに行こうとするけれど、だんだん記憶があやふやになっていきます。頼りない気持ちのまま、行き止まりの空き地に桜哉に連れていかれます。そこにべルキアもいるということは…。桜哉も椿のサブクラスだとわかるのですが…。

クロのことを自分に話してくれなかった、真昼が嘘をついたと桜哉が真昼を責め立てます。でも嘘をついたっていうか…。本当のことを話さない＝嘘をついて騙すというわけではないんだけど、桜哉は嘘に過剰反応するんですよね。どう考えても桜哉の方が真昼に嘘をついてたんですが、桜哉も興奮してしまって何も話し合う気がなさそう。この時点では桜哉のことが何もわからないので、最初はちょっと腹が立ったのですが、事情がわかれば桜哉への見方も変わってくると思います。

攻撃してくるべルキアと桜哉から守ってくれるクロ。やる気なさそうだけれど、自分のやるべきことはちゃんとやるんですよね。SERVAMPのこういうところすごく好きです。かっこいいの。でも刺されたりね…クロは痛々しくてみるの辛かったです。リリィと御園もかっこ良かったです。リリィと御園の連携技“赤の女王の処刑台〈グッドナイト・スイート・ドリーム〉” 真昼に見せなくて練習したとか、御園かわいいですよ。

真昼も桜哉に対してどうしたいのか心が決まらないのですが、御園も桜哉の言葉を聞くうちに心が揺れてきてしまうのも良かった。って、良くないんだけど、桜哉の言葉に心が揺れるのは、真昼の「友だち」って言葉が御園にとって大事なものだったからこそだと思うんです。御園も強がっているけれどそんな鋼鉄の心で生きてるわけじゃないから。

鎖を解かれてリリィがべルキアに攻撃され、御園も危なくなります。真昼は心が決まらないまま桜哉に攻撃しかけていきますが、だんだん何かが暴走していきます…。クロが止めてくれてるけど…。

エンドカードの御園・桜哉・真昼かわいかったですね！桜哉が御園のアホ毛ひっぱってるの。途中、真昼の思い描いてた未来のところでも、桜哉・真昼・御園で並んでいてポテト食べてる絵が出てきて、あれもかわいかったです。桜哉が御園のアホ引っ張ってるのw 常に引っ張られる設定なのかなw …ほんと、普通に友だちになれてたらこんな感じでしたよね、きっと。せつないなぁ…。

次回は第4話「桜哉」

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