前回は甲鉄城の全員で危機を乗り越えました。そのせいか雰囲気がいいですね。甲鉄城は顕金駅を出てから初めて人が暮らす駅に着きました。買い物をしたり食事をしたり、ひとときの休息です。
…そして、すごい美形が…。あーこれが！なるほど！
ここからネタバレありの感想です。
久しぶりにみんなきれいな服に着替えて、地面の上を歩いて買い物を楽しんでました。戦闘服じゃない無名ちゃん、髪も結いて可愛かったです。生駒もいつもボロボロの格好ですが、まともな服を着てるとイケメンに見えるじゃないですか！逞生も普通のお兄さんに見えます。ちょっと前なら、こんな風に気楽にみんなで出かけるのが普通の生活だったのにね…。
甲鉄城は戦いの連続でみんな必死だったので忘れていましたが、この時代（この世界？）は身分があるんでしたね。侍が出てきて威張りはじめたのを見て、あー、そうだった～と思い出しました。初回で生駒が侍たちにボコられてましたもんね…。今の甲鉄城の侍たちは態度いいですね。
それから、今回、巣刈のことが少し描かれていたのが良かったです。自分の父親も駿城に乗っているんだと侑那に近寄ってきた子どもがいました。その駿城はすでにカバネに襲われてダメになってしまったのですが、侑那は他の駿城のことはよく知らないとごまかします。でも巣刈は本当のことを教えてしまいます…。
帰ってこない父親をずっと待たせる方がひどいと。自分は教えて欲しかった…と言っていたから、巣刈もそうやって親を亡くしているんですね。「涙が枯れてからが勝負」ってよく言ったなと思います…。この世界で生きていくというのはそういうことですね。さすが男前。
無名ってちゃんと名前があったんですね。兄さまがつけてくれたと言ってたけど、そのことあまり深く考えてなかったです。親からもらった本当の名前は「ほずみ」。生駒は「穂積、お米がたくさん食べられるようにってつけてくれたんだな」と無名に自分の考えを話します。無名は笑っていたけど、生駒はこういう大まじめなところがいいんですよ。
カバネリなんだからお米なんか食べられないし、だいたいカバネがいるせいで田んぼも作れない、努めて明るく話す無名を見て、生駒がまた決意を新にします。無名をカバネリから人間に戻し、カバネたちをこの世ならなくし、また田んぼで米が作れるように世界を取り戻す。生駒の真っ直ぐで熱血なところ好きだなぁ。生駒は賢い子だから、こうすると決めたらきっと叶うまで努力しますよね。生駒の想いに無名の心も柔らかくなって良かった。
生駒の短冊に釣られて、菖蒲も「顕金駅を再見する」と大きな希望を短冊に書きます。みんな笑いながら、大きな夢を書いていくのいいなぁ。そうそう、願いってこうでないとね。来栖の願いは、まあ菖蒲のことかな～ｗ
最後に出てきた、美馬っていう超美形が無名の言う「兄さま」だったんですね。CV宮野真守っていう時点でちょっと予想していたんですが、そのはるか上をいく美形だったので動揺を隠せませんｗ 生駒は疑っているけど、悪役なのかなぁ…。
「解放者」という言葉も気になります。カバネはウイルスで広まるということだから…。何か現れたきっかけがあった筈で、それは兄さまが関わってる？ また新しい展開へ入りました。次回が楽しみです。
次へ：甲鉄城のカバネリ【第8話 黙す狩人】
前へ：甲鉄城のカバネリ【第6話 集う光】感想
白黒ウサギ
