TOP さ行 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)【全24話】感想
2016年04月01日

STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)【全24話】感想

本放送:2011年4月 - 9月(全24話)

ゲーム原作ものですが、元のゲームは未プレイだし、何も知らないまま観ました。
昨年末にゲーム続編に絡めて再放送があって…と話題になってましたね。でもその時も観てなくて(今思えば観ておけば良かった…)、dアニメで少しづつ観たんですけど、思っていたよりもかなり面白かったです。予想外のストーリーでよく出来ていました。

厨二病をこじらせた大学生の岡部倫太郎が「未来ガジェット研究所」で友だちや幼なじみと不思議な発明をしていた。ある日、中鉢博士のタイムマシンについての会見を聞くため会場へ行くが、そこで事件がおきて…

ここからはネタバレありの感想です。





2ちゃんねるのネタがたくさん出てきて、序盤はムズムズしましたが、慣れてくるというか特に気にせず聞き流すくらいでちょうどいいですね。

主人公の岡部は、厨二病の設定なのでおかしなことばかり言うし、他人に対する態度も尊大ですが、本当は優しくていい人です。これが実はいい人かも、と徐々にわかるのではなくて、最初から本当はいい人と丸わかりなところが良かったです。主人公がいいと、先々どんな展開になっても希望があるような気がするんです。

大げさな身振り手振りで言うこともおかしいんですが、宮野真守さん…、こういうおかしい演技ものすごく上手ですよね。で、時々かっこいい感じになるのが何ともまたいいです。頼れるのか頼れないのかさっぱりわからないところも魅力的なキャラでした。

他の登場人物も個性派揃いです。岡部の友だちでハッカーのダル、幼なじみのまゆり、メイド喫茶のアイドル・フェイリス、天才科学者の紅莉栖(クリス)、メールでしか会話しない萌郁(もえか)、岡部たちのラボの下の電気屋で働く鈴羽、女の子に見えるけど実は男の子のルカ子。ベタベタしないけど意外とハーレムです。

皆の個性に合わせてそれぞれに役割があって面白かった。気がついたら岡部の周りに集まってきていますが、偶然の出会いのように見えて、みんな偶然出会っているわけでは無かったという伏線が素晴らしいです。

2クール作品で、前半と後半でちょっと雰囲気が違います。前半も充分面白かったのですが、後半からストーリーがまた新たな展開に入っていって、まったく飽きずに最後までどうなるのか、ハラハラしながら観ることができました。シナリオ凄いなぁ…。

前半は、タイムマシンができるまで。の話です。一通のメールがきっかけで、ラボで発明した「電話レンジ」を通して過去にメッセージを送れることに岡部たちが気がつきます。電子レンジと電話を繋ぐとか適当っぽい感じなのですが、観てるうちにだんだんありそうな気がしてきちゃうところが面白いです。

岡部たちが過去の自分や誰かにメールを送ることで、ちょっとづつ過去が変わり現在が変わり、世界が変わります。最初はあまり影響のない小さなことを…と話していた筈ですが、だんだん話が大事になります。過去に戻ってやり直せることがあるとわかったら、切実な願いをかけてみたくなる人がいるのもわかります。岡部は「リーディング・シュタイナー」(このネーミングも適当w)の能力により、過去改変が起きてもすべての記憶を持っています。

ルカ子は性別のコンプレックスから、過去の母親へメッセージを送り、自分が生まれる前に干渉します。その結果、現代のルカ子は女の子になっていました。フェイリスは何か秘密の願いを叶えたらしく、秋葉原には萌え文化は存在せず、巨大な電気街に変わってしまいました。実験を繰り返しながら、過去改変により少しづつずれていく世界の中で必要なものを探しだし、岡部たちは過去の自分へ記憶を送る、タイムリープできるマシンを作ることに成功します。正確には岡部じゃなくて紅莉栖が作ったのですけど。

ここまでが前半のストーリーです。IBN5100という旧式のコンピュータを探すための謎解きがあったり、CERNという組織にハッキングしたりと、次には何が起こるかとわくわくする展開でした。キャラクター同士もくだらない言い争いをするのが笑えたりして、明るい雰囲気でした。そのわくわくの中で、過去改変による違和感が毎回じわじわと入り込んできて、前半終わるころにはいつの間にか巨大な不安になっていました…。

岡部がタイムリープの実験はやめよう、世間に公表したらマシンをどこかへ譲ろうと提案し、完成記念のパーティを開いておしまいにしようとします。ここからが急展開でした。萌郁が率いる謎の集団がラボを襲い、なんと、まゆりが殺されてしまいます…。確かに萌郁は不審人物でしたが、こんなことまでするとは思っていなくてショックでした。

まゆりの死にショックを受けた岡部は、何とかしようと突発的にタイムリープします。他に方法はないですもんね…。パーティの前からやり直し、別な行動をとりますがそれでもまた、まゆりは死んでしまいます。2度目で救えなくて、本当に悲しくなりました。その後も、何度繰り返しても岡部はまゆりを救うことができなくて苦しみますが、観ている方はまゆりの苦しみも、岡部の苦しみも悲しみもわかるので、二重に苦しかったです…。

まゆりはほんとにかわいいです。挨拶がわりのトゥットゥルーもかわいいし、いつも周りに優しくて素直で、裏がなくて、本当にいい子です。まゆりがかわいくてこのアニメ観てるっていうのもあって、こんなにまゆりが何度も死んでしまうのは辛くて。お墓の前でまゆりが泣いているシーンは本当に泣けました。

世界線はいくつもあって、岡部はまゆりを助けたいとタイムリープを繰り返すけど、それはただ自分がまゆりが生きている世界にいたいだけじゃないのかなと途中で疑問に思いました。それが本当にまゆりを助けることになるのかなって。でも気持ちはわかります。心が壊れそうになっても、絶望したくなっても、何度も繰り返すよりほかに方法はないんですよね。諦めてしまったら、本当にそれで終わりですもんね…。

本当に岡部がまゆりが大事なのがわかります。

一人で苦しみ続けた岡部ですが、途中から紅莉栖が相談にのってくれるようになります。2人でまゆりを助けるために、手を尽くしていきます。岡部が一人で苦しむのが3話くらい続いたので、紅莉栖が助けてくれるようになってホッとしました。

鈴羽の正体もビックリでした。
未来の管理社会の話はちょっと、うーん、どうなのかな。でも鈴羽の登場はこれまでの様々な伏線の回収にもなっていて、おお〜っと思いました。結局、さらに過去の時代へいった鈴羽は目的が果たせませんでした。

なぜだろうと考える岡部と紅莉栖。Dメールで大きく改変した過去を一つ一つ順番に取り消していって、元にいた世界線に戻るしか、まゆりを助けることができないという結論になります。なるほど…!

色々問題やビックリな事件がありながらも過去を戻すことに成功しますが、最後に重大な問題が…。
この事件のそもそもの発端である、最初のメールを取り消したら、まゆりは助かりますが、紅莉栖は死んでしまうということに岡部が気がつきます。紅莉栖が刺されているのを目撃したあの時は、岡部にとって紅莉栖は知らない人で遠い存在でしたが、今はずっと一緒に苦しみ知恵を寄せあってきた大事な仲間です。まゆりと紅莉栖と選べと言われて…。

結局、お互いに想いを打ち明けあって、紅莉栖が犠牲になります(こういう言い方がいいのかわからないけど)。問題のメールは取り消され、世界は元に戻ります…。

これで悲しく終わるのかと思ったら、最後にどんでん返しがきたのも良かったです。
また未来から鈴羽がやってきて(世界線が変わったので未来もまた変わっているのですが)、未来を救うために(またか)、紅莉栖を助けてくれと言います。岡部がまた命がけで紅莉栖を助けるの、良かったな。最後にひとごみでスレ違う終わり方も素敵でした。

まゆりが可愛かったから、ずっとまゆりがヒロインだと思っていたのですが、紅莉栖が真のヒロインでした。

「生きることは本来やり直しがきかない」とか
「最初の自分を騙せ 世界を騙せ」とか、なかなかかっこいいセリフが多いのも印象的でした。

ゲームも面白そうですね。アニメ観たあとですが、ゲームだと個別ルートがあるから、他のエンドも見られるのかー。問題はやる時間があるかどうか…なので、今やってるゲーム終わったら考えます。続編の「STEINS;GATE 0」も気になる。


STEINS;GATE 0 PS4版

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posted by 白黒ウサギ at 01:34 | Comment(6) | TrackBack(0) | さ行
この記事へのコメント
こんばんわ

ゲーム未プレイ、アニメは視聴、小説は既読です。

春から0をやるようなので、書き込ませていただきます。

オカリン…他人のためにピエロになれる優しい人間は好きですね。
能力も、技術ではダル、知識ではクリスがずば抜けていますが
天才と会話が成立するというのは相応に高いと思います。
終盤に入って、「狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶魔」が再誕し
世界を騙す算段を企て自信を持ち高笑いするシーンは、爽快というか
今の私の言葉では言い表せない快感や共感を得ました。

LHCとか専門用語がありましたが、広く浅く派の私でも理解できるのが
良かったです。確かに、強引な解釈ですが電子レンジとLHCは似てますね。

春の0ですが、オカリンに更なる苦しみを背負わせるのは…と正直思うのですが
彼ならなんとかなるんじゃないか…というような期待ももってしまいます。
狂気のマッドサイエンティストなら、「普通」なら心が折れることを体験しても
望んだ未来を手に入れたり、託したりできることができるので…
ある意味では、オカリンは最強かもしれません。
優しいバカは好きです。


小説では2巻構成で大体、550ページと900ページの大構成になっていて…
特に2巻、複数の意味で重いです。

Posted by 狐公方 at 2018年03月07日 18:13
☆狐公方さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
私も結局ゲーム未プレイのままで、
劇場版は観ようかどうしようか迷ってまだ見てません。
春からのゼロは観る予定ですー。

そうそう、割と難しい話をしているんですが、スルッと流しても
ストーリーの大事な部分は理解できるようになっていて
良かったなと思いました。
もっとわかるともっと楽しめるのかもしれませんが。

オカリン優しいですよね。
辛い話なのかなぁ…
Posted by 白黒ウサギ at 2018年03月07日 22:45
返信ありがとうございます。

オカリン、タイムリープでも負荷が凄いのに、精神的ショックを何百回もくりかえりてますからね。
楽にしてあげて…というような感情です。

話が変わりますが、面白いものを思い出しました。
体験版に公式パッチ当てたもののようです。
「体験版」だからまあ、大丈夫でしょう。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14683218

トゥットゥルー
Posted by 狐公方 at 2018年03月08日 15:43
☆狐公方さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
コスプレ衣装は全部まゆしぃが作ってるんでしょうか。
真面目なこと言ってるシーンもいろいろ台無しですねw
トゥットゥルー
Posted by 白黒ウサギ at 2018年03月10日 11:43
…もしもし、私だ。
「機関」からの精神攻撃がきつくなってきたな。
対処するために、知らないのならこのリンクを張っておこう。
公式ものだがら問題ないはずだ。
https://www.youtube.com/watch?v=XyovwDCzcFY&feature=youtu.be

なんてねw。うーぱの声は、天王寺綯様らしいです。

1話を見直したのですが、オカリンの妄言が大体会っていて困りますw
「世界の支配構造を打ち砕く」とか「機関はタコ坊主(Mr.ブラウン)」を取り込んだとか…
ほんと、良くできていますね。
Posted by 狐公方 at 2018年04月26日 17:03
☆狐公方さん
コメントありがとうございます。
後で見てみますー!
Posted by 白黒ウサギ at 2018年04月27日 07:33
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